宿便の出し方、解消法

宿便の出し方、解消法

ここまで、宿便について基本的な話から深い話まで解説してきました、ここからは宿便の出し方、便秘・宿便の解消の方法、身体の毒素を排泄して健康に役立てる方法といったことを解説していきます。
このページからお読みの方は、出来ましたら宿便と便秘のTOPページからお読みいただくとより良く理解ができると思います。
順番に読んできた方は、これが最後のコーナーになります、これまでお伝えしてきた知識が元にありますので、宿便を出して健康になる具体的な方法論をしっかりお伝えできると思います。

宿便を出す二つのアプローチ

宿便を出して健康になるためには、二つのアプローチ法があります。
ある期間を決めて宿便を出す方法と毎日の生活の中で少しずつ宿便を出す方法です。
どちらが良いというのではなく、二つの方法を目的や身体の状況に合わせて使うのが良いと思います。
ある期間を決めて宿便を出す方法は、平たく言えば「断食」です、1日程度の「プチ断食」から数日にわたる本格的な断食までありますが、個人的にする範囲では3日以内ていどの断食が良いと思います。
毎日の生活の中で少しずつ宿便を出す方法は、平たく言えば「1日2食」とか「1日1食」などの食事法になります。
私が推薦するのはこちらを先にすることです、まずこの毎日の生活を、宿便排泄の排毒生活に切りかえるべきだと思っています、といいますのはとても乱れた食生活をしている人が年に数回、季節の変わり目に4回とか、春と秋に2回とか2〜3日の断食をして、それで毒素が排泄されるから大丈夫だとしている話を聞くことがあります。
断食しないよりはましですが、健康には毎日の生活が大切です。
たまに数日何かするよりも、毎日の生活が大切なのです、ですから、まず毎日の生活の中で宿便を出すことを意識することが大切です。

毎日の生活の中で排毒する

それでは毎日の生活の中で宿便を出し排毒、デトックスをする具体的な方法を案内します。
私は、常に毎日の生活が大切だと言っています、スポーツ選手に例えるとスポーツ選手はシーズン前など合宿をしてある期間身体に大きな負荷をかけて追い込みます、そうしたことがシーズンを通して体力を維持できる基盤を作ることに役立っています。
しかし、シーズンを通した身体の基盤づくりに役立つのは、普段のトレーニング、ストレッチ、食生活などのケアがあってこそです。
普段の生活をおろそかにして合宿をして追い込んでも何の意味もありません、そうした意味で宿便を出して健康を維持する生活も普段の方が重要です。
とかく何日間の断食をしたなどという話はインパクトが大きいので、多くの方がどうしてもそうしたインパクトに流されがちですが、絶対に毎日の宿便をためない生活が優先します。

毎日の食事回数を減らす

日々の生活で宿便を出すには、宿便の深い話で書きましたように、満腹の生理状態(栄養を取り込む)と空腹の生理状態(毒素、老廃物の排泄)を交互に繰り返すのが人間のほんらいの状態ですから、生活にこのリズムをとり入れることになります。
通常、多くの方は意識しなくても食べることはしていますので、空腹の時間をいかに作るかがポイントになります。
具体的には、1日1食、あるいは1日2食になりますが、1日3食、食べてその他におやつや夜食まで食べていたような人がいきなり、1日1食は難しいですから、1日3食食べていた方は、まず、1日2食から始めてください。
1日2食の方は、1日1食、あるいは1日1.X食に挑戦していただくのが良いと思います。
1日1.X食についてですが、これは1テン3食とか1テン5食のように1食と他に少し何か口にするという意味です、2食というほどしっかり食べないで、何かちょっとしたもの健康に良いものを口にするということです。

宿便を出す1日2食の注意点

1日2食の人が、1日1.X食あるいは1日1食にするのは問題ないともいますが、3食や3食以上食べていた人が2食にする場合、当初は混乱や不安が出てくると思います。
いくつかポイントがあります。
空腹の生理の理論をしっかり勉強する、人間は思い、理屈の生き物なので同じことをしても、良いと信じてするのといやいやするのでは全然違った結果になります。
私が良く観察するのが、玄米菜食で健康状態が良くなった奥さんが、嫌がる旦那さんに無理やり玄米菜食を押し付けて、旦那さんはちっとも良くならないなどのケースです。
人間は理解して納得することが大切です。
1日2食の注意点
(しっかり理解する・朝と夜はダメ)
宿便を出すためには、空腹の生理の活用が不可欠ですから食べない時間を継続する必要があります、1日2食でも朝と夜の2食の場合、食事をしない時間があまり長くとれないので朝と昼、あるいは昼と夜のように食べない時間を確保できる食事間隔にしてください。

宿便の問題は便秘の問題

身体が空腹の生理状態の場合、身体はいらないもの老廃物や毒素を排泄するモードになり宿便がでますとお伝えしましたが、ここで問題があります。
腸の中に排泄された老廃物や毒素がそのまま便秘のような状態で腸にとどまると再吸収されてしまいます。
せっかく排泄モードになったのに再吸収させては元も子もないので、宿便を出す生活の中では便秘をしないようにしたいのですが、実は食事を減らすとかなり多くの方が便秘気味になります。
皆さんが良く目にする情報では、断食、プチ断食で宿便が出ると書かれていると思いますが、現実的に現場で観察していると、額面通りに宿便の出る方もいますが、便秘ぎみになる方の方が多いと思います。
ですから宿便の問題は便秘の問題でもあります。
私は日本で初めて腸マッサージのコースを作って、その成り行きから便秘にも長い間、取り組んでいますので便秘についてのノウハウがありますので次のページで解説しますが、ここでは食事の回数を減らした場合、そう単純に宿便が出るわけではなく便秘着になるケースも多いと知っておいてください。

毎日の生活習慣が大切

宿便を出すといった場合、多くの方がある一時期頑張って宿便を出して、後は今までの生活に戻るというイメージを抱きますが、そこを改めることが宿便を出す健康法の意外なポイントです。
この話はダイエットを例にとります。
「私、今ダイエットしてるんだ」ということを聞きます、ダイエットが何を指すのかは色々ですが、ある時期ダイエットして、終わったら今までの生活に戻るというように聞こえます。
それで、今までの生活に戻ったらまた今までの体型になった、私的には当たり前に感じるのですが、本人はリバウンドなどと言います。
生活が戻れば体型も戻るのは当たり前で、むしろ戻らなかったら問題です。
私的にはダイエットを「より理想的な体型になる生活習慣を身につけること」と定義したらどうでしょう、私の治療所でこの理論どおり宿便を出す生活を実践している方は、問題なく、いとも簡単に痩せています。
これと同じことが、宿便を出して健康になる生活にもいえます。
ある年齢になれば、身体は思ったほどに食事を必要としません、ほとんどの方が食べ過ぎています。
これを改め、空腹の生理を毎日の生活に生かす、新たな生活習慣を手に入れることが、宿便を出して健康を維持する生活です。
宿便を出す、と聞いてすぐにある一定期間のこととイメージする方は、そうではなく生活習慣のことだと認識を変えてください。
ダイエットについてですが、宿便を出す生活習慣は、様々な症状に有効なもので、ダイエットくらいは当然過ぎて問題にならなくらい簡単といえるほど簡単です。
もちろんリバウンドもありません、様々な症状の改善と同時にダイエットを考えている方にも宿便を出す生活は有効です。
健康の基本は、毎日の生活習慣を変えることです。
何か気になる症状をお持ちの方は、それが存在しえない生活習慣を手に入れると考えてください。
現代の生活環境はとかく毒素を取り込む生活です、栄養と取ろうとして同じに毒素も取り込んでいます、しかも栄養は摂り過ぎの場合が多いです。
食事のとり過ぎは身体の各機能を鈍化します、栄養を摂り過ぎ、毒素排泄の機会が無い生活から、満腹の生理、空腹の生理のリズムを刻む宿便を出す生活が、多くの方にとって「気になる症状の存在しえない生活習慣」となるのではないでしょうか。

断食をして宿便を出す

断食をして宿便を出す いよいよ、宿便を出すといったときに皆さんがすぐに思い浮かべる断食、プチ断食の話になります。
健康の話し全般に言えることですが、ある一定期間だけ頑張ってすることよりも毎日の生活習慣が大切です、これは絶対なのでこの断食で宿便を出す場合もこれは変わりませんので、断食で宿便を出す場合も、まず1日1食〜2食に減食する生活をある程度続けてからするようにしてください。
断食で宿便を出す場合、空腹の生理状態が続くことになりますが、多くの現代人が満腹の生理状態のみで生活しているので、身体が空腹の生理に慣れていません、身体が空腹の生理状態への切り替わりに慣れるためにも1日1食〜2食の生活をしばらく続けたうえで、断食をする方が余分な辛い症状を感じることなく安全にスムーズに行えます。

排毒、デトックス効果は大きい

毎日の生活で宿便を出すことは大切なのですが、やはりある期間、断食をするほうが、宿便を出すデトックス効果、免疫力を高める効果などがとても高いです。
ですから毎日の生活の中で宿便を出し、たまにでも良いので断食をして宿便を出し、さらに身体の正常化機能を引き出すのが有効です。
とくに何か気になる症状を持っている方は、断食、プチ断食の期間をもつほうが良いと思います。

断食期間はどれくらいが良いか

宿便を出す断食、プチ断食は何日くらいが良いかということですが、自分で管理してする場合1日〜3日にしておいてください。
そして、前後1日くらい減食期間と回復食の期間をとるようにしてください。
断食前日は食事を減らします、回復食はお粥のような消化の良い、油分の少ない食事から始めます、いきなり重い食事をしないことが重要です。
また、1日〜3日であっても途中で辛い症状や苦しい状態が出てきたら無理しないで、中止してください、中止する勇気が大切です。
一度うまくいかなくても、何度でもやり直すことはできますし、中止するまでの状態に一度しただけでも体を慣らす効果があります、ですから無理せず途中で中止する心構えをもってしてください。
次のページで、本物のサプリメントを使って、積極的に宿便を出す、具体的な方法論を示します。
一番効果的な、宿便排泄のメソッドになると思います。
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