実は、毎日が奇跡なのです
それでは、もうひとつ、更にそのニセ物の便を作り出すために使うエネルギーの全てを材料としての食品から得てください。
更に便の材料である食品から便をつくるエネルギー以上に多くのエネルギーを取り出して下さい、と依頼したとしたら、これはもう絶対に不可能なことです。
しかし、人間が生きているかぎり、人間の消化器官は毎日それをしています。
食べたものから身体に必要なエネルギーを取り出し、そのいらないものを便として排泄しているのです。
奇跡は日常化すると奇跡に思えませんが、消化器官の働きはまさに奇跡なのです、あなたの消化器官は間違いなく毎日奇跡的な働きをしています。
便秘で悩んでいる人でも、ちゃんと生きて日常生活を営んでいるのですから快便でないという小さな不満を除けば、腸はやはり奇跡的な働きをしているのです。
その腸に対する評価が100点満点中20点や30点というのはどうみても正当な評価とはいえません。
子供を育てる上では、子供を上手に褒めてあげることが大切です。人は、けなされたり、ないがしろにされるより、正当に評価され上手にほめられたほうが能力を発揮しますが、それは腸も同じです。まず、ご自分の腸を正当に評価してあげてください。
できればその働きに感謝してあげてください。
人間の体は心の持ち方に大きく影響されています。心の持ち方は言葉としても表れますから言葉や心の持ち方がとても大切なのです。
ですから常日頃から「私の腸は最悪で・・・」というような言葉や、そうした言葉を生み出す心の持ち方は便秘の改善をとても困難にしてしまいます。
私が便秘の指導をしていて多くの便秘の方に共通していて、とても気になるところです。
あなたの腸が話せたら
「腸は毎日、奇跡的な働きをしています」と言われても、多くの方が「でも、私の腸は最悪で・・・」と言うかもしれません。
しかし、私のみるところによると、どんなに具合が最悪と言う人も、少なくても70点や80点の評価をあげても良いように見えます、もし腸が20点や30点の働きならば、腸という器官の重要性からいって、たぶん生きてはいないでしょう。
もし腸が話しをするなら、こんなふうに言うかもしれません、
そう言われて反論できる人がどのくらいいるでしょうか。
腸はどのようなことに気をつけて生活してほしいのか、多くの人が、ある程度は分かっているつもりでいますが、よくよく話を聞いてみると、コンビニで夕食を買うついでにヨーグルトを買って食べるようにしているとか、便をやわらかくするために毎日たくさんお水を飲むようにしているなど・・言われます。
それで腸のためを心がけているつもりなのです、しかし正直に言って、そういうレベルでは、まったく見当違い です。
慢性的な便秘の方は自分の腸は最悪だと思っている方が多いのですが、そのような方でも腸は毎日、奇跡的な素晴らしい働きをしているのです、ただ排便の状況が快適でないということです。
慢性便秘に悩む人の腸も、みなさんが思うほどに悪くないと私は思っています。
読者の方で、もし自分の腸は最悪で・・・という感じ方をして、さらにそれを人に話しているとしたら、自分の腸はそれほど悪いわけじゃない、むしろ良くやっている、最後の排便が快適でないだけだと改めてください。
便秘で悩む人の多くは自分の腸が最悪で何をやってもだめだと感じがちでが、実は腸のほうはみなさんが思うほどに悪くない のです。
いっぽうみなさんが「何をやってもだめ」という何をやってもの行為のほうが、ほとんどの場合あまり有効ではないのです。
http://www.hiy21.com/benpikaisyou/d1/0010.html
腸は奇跡的な働きをしている、もし腸が話せたら!
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