良い悪いではない食事面
便秘解消の自転車のところで、腸の活性と食事面が重要ですよ とお話しました、その食事面の話です。
食事はとても重要で、お話したいこともたくさんあり また、結論の出ていない部分もたくさんあります。
皆さんもこの本には○○は良いと書いてあるのに、こちらでは○○は良くないと書いてある、とうことを経験していると思います。
また、長い間 便秘を改善するお手伝いをしていると、良いとか悪いとか単純な話ではない部分が見えてきます。
基礎知識のバランス感覚のところでもお伝えしましたが、バランス感覚うというか、整合性のようなことが重要です。
例えば、甘いものは 良い悪いで言えば、腸の働きにも、健康全般にもあまりプラスにならないと言われています。
しかし、スイーツの好きな方、甘いものが楽しみだという方に、「便秘を治すためだから、甘いものは一切やめてください」みたいに言い放ってしまうとしたら、その人は実際的な経験の少ない治療師だな、と感じます。
おそらく、そう言われた方は、甘いものの誘惑に勝てず それを食べ始めると同時に便秘解消のプロセスも放棄してしまうことになるのが目に見えているからです。
プロの治療師ならば、二元論的なことを簡単に言うのではなく、酸いも甘いも噛み分けて、その人のための実際的なアドバイスをすべきだと思います。
多少、良くないことでも あえて目をつぶって、そのかわりこのポイントはおさえて下さいという、ポイントを吟味してのアドバイスすべきだと考えています。
実際的なの便秘解消のアドバイスは、多少のことは目をつぶって、話を絞り込んでいますので、良い悪い論で言うと、必ずしも良いことばかりではない、ということを含んで、この先を読みすすめてください。
食物繊維&食事面というのは
本来、食物繊維は食事面に含まれるので、そうした言い方は、少しおかしいのですが、あえてそのように書いています。
裏を返せば、便秘には食物繊維がそれくらいポイントになるということです。
こうお話しすると「私は、食物繊維をとるとかえって出なくなるんです」という方が必ず出てきます。
食物繊維は便の量を増やす性質がありますから、便秘タイプの中でも、腸の働きの悪い方は、そのことで、かえって便が詰まるような状態になる場合があります。
そのような便秘タイプの方でも、ここで紹介している方法を実践して腸の働きを良くすれば、食物繊維で便の量が増えた分、便の出が良くなることになりますから、安心してください。
手軽さや 継続性を考慮して
食物繊維は、食生活の中で食事から自然にとるのが良いことは言うまでもありません。
しかし「無理なく生活の中に取り入れられて継続しやすい」という観点からすると、○○ブランとかブラン○○などという シリアルを使うのもひとつの方法です、と提案しています。
もちろん、サプリメントを活用しても良いですし、通常の食事の中に食物繊維の多いものを取り入れていただいてもけっこうですが、食事面では食物繊維というポイントをはずさないように心がけてください。
食物繊維のとり方、そのほかの食事面のお話しの詳細は、こちらをみてください。
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便秘の食事は、良い悪いではないものがある
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