遺伝子は身体の設計図か

 

遺伝子は身体の設計図ということになっています。

たぶん今でもそのように認識されていると思います。

もちろん、遺伝子は身体のありかたに大きな影響を与えるファクターであることに間違いはないのですが、身体を形作るためのすべての情報が遺伝子の中に書かれているのかというと、とてもそうは思えません。

 

以前から私は、遺伝子は後天的に変化するだろうと考えていたのですが、最近、遺伝子が後天的に変化するということを言う論者がちらほらですが出てきています。

もし、設計図であれば後天的に変化するのはおかしなことですが、そうした論拠とは別に以前から遺伝子が身体の設計図ではないと思っていたので、そのへんをお話しします。

 

 

現代科学の特徴として、実態の良く分からない数値化できないものは無視して、良く分かる扱いやすい事柄だけですべてを説明しようとする、というのがあります。

さらに、分かりづらいものが解明されつつある場合、実際以上に大きな期待をかけて化学、医学のフロンティアだと大騒ぎする傾向もあります。

 

遺伝子が身体の設計図で体を構成するすべての情報がその中に含まれると思い込んでいる中で、その情報が解明されつつあるのですから、遺伝子解明に過度な期待がかかるのも当然の成り行きにですが、生命にはまだまだ深い部分があると思っています。

 

話は少し変わりますが、以前、何かのファーストフードのフランチャイジーの会社と契約を結んだ社長が契約元の会社に行き、今日はマニュアルをいただいて帰るけど大丈夫かと聞くと、フランチャイジーの社長が、もちろんお渡しできるがどうやって持ち帰りますか?と聞いたそうで。

その社長は、大きなキャリア付きボストンバッグを見せて、これで持って帰ります、と言うと、聞いた社長は大笑いして「いやいや、軽トラック1杯ほどありますよ」と言ったそうです。

 

ある腎臓の専門家の医師が、腎臓の機能を補う装置を人工的に作ろうとしたら、おそらく何十階建てのビルくらいの大きさになると語っているのを聞いたことがあります。

また、原子力発電所の設計図などはトラックに何台分もあるということです。

 

遺伝子の驚異

 

一方遺伝子の驚異ですが、幅1ミリの50万分の1、重さ1グラムの2千億分の1の中に百科事典1000冊分の情報が書かれているということです。

地球の人口が60億人だとした場合、その全員の遺伝子をたしても米粒、一粒の大きさだそうです。

情報の集積という意味では驚異的なことです。

 

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情報量が足りない

 

百科事典、1冊の大きさを想像していただき、それが10で10冊です。

それが10で100冊です。

さらにそれが10で、1000冊になり、それは遺伝子の情報量ということですが、軽トラックにも楽々乗せられる量です。

上記にフランチャイズ店のマニュアル、腎臓機能を人工的に作った場合のビル、原子力発電所の設計図などの例を引きましたが、おそらく膨大な情報量が必要であろう人間の設計図にしては情報量が少なすぎると感じていました。

 

遺伝子の情報集積は全く驚異的ですが、しかし、それが人体という生命の純粋な設計図ということはありえないと思えます。

人間の身体の不思議といいますか、神秘の核心部分は物質化していないと考えています、「初ハードル」の「生命を物質的な側面からしか見ていない」に書きましたが、人体は、科学者が好むように物質化した分かりやすく数値化できるものだけで解き明かせるものではありません。

 

おそらくですが、身体のありかたを決める根本的な情報は物質化しておらず、その未知の情報により遺伝子自体も変化するものであろうと考えています。

 


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現代医学・医療への疑問

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