ダイエット&ビューティ 2014

先日、ダイエット&ビューティ 2014というコンベンションに行ってきました。

 

私たちのような一昔前の治療師は、ある意味、硬派でとにかく良くする、楽にするなど結果にこだわる傾向にあります。

若い頃に勤めていた治療院では同僚達とポイントや圧のかけ方、様々な治療法、施術法、健康食品などについて良く話し研究しあっていたものです。

あの頃の、指圧師だけでなくマッサージ師も針灸師もみんな効果を上げることを一番に考えていました。将来、自分が独立すれば一番経営の助けになるのは治療効果を上げることだと信じていました。

しかし、ダイエットとかビューティとなると、どうしてもその辺に違和感を感じてしまいます。

 

 

玩報喪志(がんぽうそうし)

 

以前から雑誌などの健康情報取り上げ方や現代社会のありかたに「玩報喪志(がんぽうそうし)」という言葉を使っていました。

もちろん「玩物喪志」をもじったのですが、元々の玩物喪志は、無用なもの道具などに心をとらわれ(愛玩)てしまい、肝心の志を失うといった意味です。

今話題のテニスで例えれば、テニスのチャンピオンを志していた人が、ラケット集めに凝ってしまい、いつしかチャンピオンになる夢を忘れてしまった、みたいなことでしょうか。

 

で、玩報喪志ですが、玩報喪志の報は情報の報で、健康あるいは体調を整えることを意図して情報を集めるのですが、いつしか情報をあれこれ調べて、知的好奇心を満足させることに喜びを感じているような状態です。

例えばですが、便秘を治したいとみえる方がいます「私は、便秘に良いと言われるものはほとんど試しました・・・」と言われます。

「あれもしました」「これもしました」・・でも良くならないのです、私の便秘は特別に悪くて・・・となります。

 

そこで、あれも、これも、について「どのくらい続けたのですか?」とお聞きしますが、たいていは数日です、長くて1週間、食べ物ならば思い出した時に食べているなどです。

便秘などは本当に典型的なのですが、ある食べ物が健康に良いと紹介する中で、免疫力を強くします、お肌の状態を整えます・・などあって便秘にも良いです、などの程度のものが多いです。

その程度の情報集めに浸ってしまい、腰を据えて治すことを実践しようとしない状況の方が多いのです。

何となく、便秘の情報を集めていれば便秘が解消するような気がしてしまうのでしょうか、「玩報喪志」になっています。

まあ、便秘の場合、筋道立てて便秘を解消しようという方法論はまず見当たりませんので、しかた無い部分もあります。私が推奨する便秘解消の方法論はこちらをご覧ください。

 

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ダイエット&ビューティ 2014

 

私はかなりコンベンション好きなのですが、ダイエット&ビューティのブースを回っていて、一般の方だけでなく、ブースを出展している業者の方、セラピスト、スポーツインストラクター、までもが「玩報喪志」の状態になっていると感じて仕方ありません。

 

健康業界にいるものとしては、業界の動向にも注意を払っていなくてはいけないのですが、ダイエットとかビューティなどとタイトルがつく業界は玩報喪志の方向に流れているように思えてならず、これでは少しものの分かった人から見ると、胡散臭く見えてしまうと危惧しています。

 

 

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