便秘解消は自分でしましょう
自分でできる便秘解消法をプロの治療師が本気でお手伝いします。
私は25年以上、腸マッサージをし、何万人もの便秘の方と接してきました。
私が腸マッサージを始めたころ、腸マッサージをする治療師は、日本中でもほとんどいませんでしたが、最近ではここ数年の腸ブーム?に乗って腸マッサージを始めるところも増えているようです。
私が腸マッサージを始めたころは今ほど腸の重要性が認識されておらず、実は腸が健康に大きく影響しているのだということも理解されていませんでした。
それでも腸は健康に大きく影響している「健康には腸が大切だ」という考え方は東洋医学的には一般的なもので、私は指圧の治療師として、腸のコリ(背中腰のコリも)が腸の活性を妨げていることを体験的に知っていましたから、腸から健康になるということで、健康全般の改善を目的として腸マッサージを始めたのです。
安易に腸マッサージが珍しいから、ブームだからでは無く、健康には腸が大切だから、という理由で腸マッサージをしてきました。
健康に大切な腸の働きを良くする腸マッサージですが、しだいに便秘解消を目的におみえになる方が多くなり、自然に多くの便秘の方と向き合い、便秘解消法のお手伝いをさせていただくようになりました。
考えてみれば、腸と健康において一番一般的なリスクが便秘であり、一番多くの方が困っている症状が便秘ですから、便秘解消は健康への第一歩と言える分けで、私の当初の目的とさほどかけ離れているわけではありません、また、慢性の便秘で困っている方は多いのですが、その対処法となると、ほとんどないのが現実です。多くの方が便秘薬や強く腸を刺激する成分の入ったサプリメントなどに頼っています。
これは私に言わせれば、最も悪い対処法で、麻薬中毒の患者が麻薬に手を出すように便秘の方が便秘薬に手を出してしまっているという感じです、何処までいっても悪循環を断ち切れません。
私は職業柄、様々な本や雑誌、インターネットなど見てみるのですが、書かれている便秘解消法の多くが「ヨーグルトを食べましょう」「ニガリが便秘に良い」といった程度の、ちょっとした豆知識や雑学情報だったり、「痙攣性便秘とは・・」「弛緩性の便秘とは・・」のように難しい医学的な分類や説明とそのわりには「規則的な生活をしましょう」「病院へ行きましょう」という、ありきたりな結論だったりと、もう少し具体的に役立つ「このようにすれば便秘解消ができますよ」、「ここが便秘解消法のポイントですよ」といった実際的な知識や具体的な方法論がないのが現状です。
簡単にいってしまえば、多くの方が目にするような便秘解消法の情報では、いくらやっても便秘解消はしないということです。(ごく軽い便秘は別ですが)
私のところにみえる、多少なりとも頑固な便秘の方は「私は、便秘に良いといわれていることは、ほとんど全て試しました」と言われます。それでも良くならないので「私の便秘はとても悪くて・・・」となりますが、本当は便秘に良いといわれていることが、あまり役立たない知識なのです。
そこで腸マッサージを通じて何万人もの便秘解消をお手伝いした私が、その経験をもとに、役立つ知識や具体的な便秘解消法を示そうというのが当ページの趣旨です。
まず始めにお伝えしたいこと
便秘でお悩みのなさんにこんな質問をしたらどう答えるでしょうか、「あなたの腸を採点するとしたら百点満点中、何点くらいになりますか」。健康で快便な人の腸を百点として、あなたは自分の腸に百点満点中、何点くらいの評価を下すでしょうか。
便秘解消で私の治療所におみえになる方々にその質問をしたら、おそらく10点とか20点、良くて30点程度の低い評価をするのではないかと思います。
ほとんどの方は「私の腸はもう最悪で、何をやってもだめなんですよ」「全然動いてないみたいなんです」など自分の腸をひじょうに低く評価しています。
慢性的な便秘で困っているのですから、低く評価しても当然だと思うのですが、それでは、世界中から優秀な医師を集めて、私たちが日常食べるような物、つまり米とか果物とか、ケーキ、お肉や魚、パスタ、チーズ、サラダ、大福、スナック菓子、色々ありますが、そうしたものから便を作り出してみて下さいと依頼したら、世界の優秀な医師達は便を作り出すことができるでしょうか? これは想像なのですが、おそらく便に似たものは作り出すかもしれませんが便そのものは作れないと思います。
もうひとつ、更にそのニセの便を作り出すために使うエネルギーの全てを材料としての食品から得てください。更に便の材料である食品から便をつくるエネルギー以上に多くのエネルギーを取り出して下さい、と依頼したとしたら、これはもう絶対に不可能なことです。
しかし、人間が生きているかぎり、人間の消化器官は毎日それをしています。
食べたものから身体に必要なエネルギーを取り出し、そのいらないものを便として排泄しているのです。
奇跡は日常化すると奇跡に思えませんが、消化器官の働きはまさに奇跡なのです、あなたの消化器官は間違いなく毎日奇跡的な働きをしています。
便秘で悩んでいる人でも、ちゃんと生きて日常生活を営んでいるのですから快便でないという小さな不満を除けば、腸はやはり奇跡的な働きをしているのです。
その腸に対する評価が100点満点中20点や30点というのはどうみても正当な評価とはいえません。
子供を育てる上では、子供を上手に褒めてあげることが大切です。人は、けなされたり、ないがしろにされるより、正当に評価され上手にほめられたほうが能力を発揮しますが、それは腸も同じです。まず、ご自分の腸を正当に評価してあげてください。
できれば感謝してあげてください。
人間の体は心の持ち方に大きく影響されています。心の持ち方は言葉としても表れますから言葉や心の持ち方がとても大切なのです。
ですから常日頃から「私の腸は最悪で・・・」というような言葉や、そうした言葉を生み出す心の持ち方は便秘解消をとても困難にしてしまいます。私が便秘解消法の指導をしていて多くの便秘の方に共通していて、とても気になるところです。
とはいえ、多くの方が「でも、本当に最悪で・・・」と思うかもしれませんが、私のみるところによると、どんなに腸の具合が最悪と言う人も、少なくても70点や80点の評価をあげても良いように見えます、もし腸が20点や30点の働きならば、たぶん生きてはいないでしょう。もし腸が話しをするなら、こんなふうに言うかもしれません、「私(腸)は今の状況中で最善を尽くしているつもりだ、これ以上を望むならば、どうかもう少し私(腸)に協力した生活を心がけてほしい」 と。そう言われて腸に反論できる人がどのくらいいるでしょうか。
腸はどのようなことに気をつけて生活してほしいのか、多くの人が、ある程度は分かっているつもりでいますが、よくよく話を聞いてみると、コンビニで夕食を買うついでにヨーグルトを買って食べるようにしているとか、便をやわらかくするために毎日たくさんお水を飲むようにしているなどと言われます。それで腸のためを心がけているつもりなのですが、そういうレベルでは、まったく見当違い です。
慢性的な便秘の方で自分の腸は最悪だと思っている方が多いのですが、そのような方でも腸は毎日、奇跡的な素晴らしい働きをしているのです、ただ最後の排便の状況が快適でないということです。慢性便秘に悩む人の腸もみなさんが思うほどに悪くないと私は思っています。
読者の方で、もし自分の腸は最悪で・・・という感じ方をして、さらにそれを人に話しているとしたら、自分の腸はそれほど悪いわけじゃない、むしろ良くやっている、最後の排便が快適でないだけだと改めてください。
便秘で悩む人の多くは自分の腸が最悪で何をやってもだめだと感じがちでが、実は腸のほうはみなさんが思うほどに悪くない のです。いっぽうみなさんが「何をやってもだめ」という何をやってもの行為のほうが、ほとんどの場合あまり有効ではないのです。
腸のために有効な何かをしてあげること、腸に良くない何かを止めることにより、ほとんどの方の腸は快適に働きだしてくれるはずです、そのへんの事は読み進めるうちにはっきり分かってくると思います。
毎日排便がないといけないの?
毎日排便がないといけないという呪縛を解きましょう。
私の治療所におみえになる方と話していると、多くの方に排便は毎日1度が正常で、それより少ないのは良くないという強い思い込みがあるのを感じます。確かにいろいろなものにそう書いてあったり、そういう話をよく聞きますので、そう信じ込んでも無理はないのですが、便秘解消にあたって、これも見直す必要があります。
また、1日1度より1日2回のほうが健康とか、食事のたびに出るほうが健康的だという話もありますが、これも正しくありません。
排便は1日1回が理想的というのが誤解なら、いったいどんな排便が理想なのと思われるかもしれませんが、もちろん毎日排便があるのは正常ですし良いことです、しかし、毎日出ないからといって異常ではないということです。
排便の基本ペースというのは、個人個人の体質により千差万別で、その違いは遺伝子的要因で生まれつき決まっているように思えます。
例えば1日に2回も3回も、あるいはそれ以上に排便する人がいます。ストレスなどで腸が過敏になっている場合は別ですが、体質的に排便のペースが早い人というのもいます、そうした人にとっては1日2回でも3回でも正常なのです。
反対に定期的に排便はあるけど2日1度という人もいますし3日に1度という人もいます、基本的に1日1度あるけど頻繁にスキップして2日に1度になるという人もいます。そうした人にとっては、そのペースでも正常なのです。
実は、排便のペースは、「1日1度が正常」とか「食事のたびにいくのが正常」とか「1日1度より2度が良い」のように万人に共通して何回が良いとは決められない のです。
人それぞれに持って生まれた腸の機能から、排便のペースが頻繁な人とゆっくりの人がいるのです。ですから、その人の持って生まれた体質により、人それぞれ、その人にとっての正常なペースがあるということです。
便秘解消で私の治療所におみえになる方でこうした方がよくおられます。「排便が2日か3日に1度しかなくて、ちゃんと毎日あるようにしたいんです」と言われます。
私は、他にお腹が張るとか、苦しいとか、排便が困難とかいったことはありますかと尋ねます。「いえ、別にそうした症状はありません」と答えられるケースです。
そんなときに私がお話しするのは、排便は必ずしも毎日ないといけないわけではないということです。
多くの方は「腸が凝る」「お腹や腰周りの凝りが腸の働きを悪くしている」ということを知らないので、腸やお腹まわりが気付かぬうちにとても凝っています。その凝りをほぐすことにより便通がよくなったり、お腹の張りが楽になったりと、いろいろなことが起きるのですが、その中で排便が2日,3日1度だった方が毎日になる場合も少なくありません。しかし、その場合はもともと毎日排便があるような体質の方が、凝りの影響により、排便の間隔があいていたと考えられます。腸マッサージで腸がほんらいの調子を取り戻してきたということです。
排便のスッキリ感は良くなったけど、回数は相変わらず2日に1度ということもあります。
この排便の回数は多くの方が思うほどこだわらなくても良い ことです、もちろん5日も10日にも出ないのは問題ですが、1日2日くらいまでのスキップは大目に見ることにしましょう。
便秘解消にあたって目指すところは、毎日排便するということではなく、たまにスキップしても2日1度でも3日に1度でも良いですから、定期的に排便があり、排便のさい困難を感じず、また便が出ないことによる不快な症状を感じないレベルをまず目標にしてください。
簡単に言えば「お腹スッキリの快便」という感じです。
回数ではありません。
ちなみにですが、この毎日排便がないといけないという呪縛にとらわれた方の話で次のようなケースがあります。私の治療所に見えた方なのですが、十年くらい前には、調子のいいときは毎日排便があり、少し悪くなると1日2日スキップしてしまうという状態だったそうです。
そんなある日たまたまお腹の調子が悪く2日3日スキップする日が続いたそうで、毎日排便がないのは良くないと便秘薬を飲み始めたそうですが、便秘薬を使って毎日の排便を確保しているうちに便秘薬が習慣化してしまい、便秘薬なしでは便が出ない、本格的な便秘になってしまったということです。
このようなケースは私の治療所に見える方の中にもけっこう多くいます、便秘薬は手軽ということもあり、気軽に飲みだしてそれが常習化して、ますます便秘の深みにはまります。
多くの人が、毎日排便がないのは良くないと思い込みから便秘薬を使うのですが、私から見れば便秘薬による排便のほうが異常な排便です。
(注意。 このように黄色いマーカーの部分は、読まずに飛ばしていただいても差し支えありませんが、お読みいただくほうがより深く理解できる文章を示します。
詳しくは、TOPページ「このホームページの活用法」をご覧ください。)
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