便秘薬を止めるステップ1

TOP > 便秘解消 > しっかり治す・・ > 便秘薬の止め方 > ステップ1

ステップ1

便秘薬を通常量2倍、3倍以上、飲んで下痢状の排便をしている方、あるいは毎日10錠、20錠、30錠 飲んでいる方が対象です。
このホームページではよく、何をするかの前に心構え知識など心理的な部分からお話しすることが多いのですが、このタイプの方もそこから始めなくてはなりません。
このケースの方は「便が下痢状に出ないと気がすまない状態」になっています。
便秘薬を大量に使用する方は、下痢状にお腹の中にあるものが全部出たという実感がないと気がすまなくなっていると思うのです。
毎回、お腹の中にあるものが全部出た、という実感がないと心配なので つい便秘薬を多めに飲むようになり、3錠・・・10・・と増えてしまったケースだと思います。
そのことに、罪悪感を感じる方も多くいます。
なぜ、お腹の中にあるものが全部出ないと気がすまなくなったかというと、その理由も90%くらいの確率で2つのパターンに集約されます。
「お腹のなかに便(物)が残っていると肥る」というイメージ。
「便は汚い、汚い便がお腹のなかにあるのが許せない」というイメージ。
この、二つのパターンで、両方ともかなり強力です。
このタイプの方の便秘解消は、このイメージが変えられるか否かが最初の大きな関門です。

「お腹のなかに便(物)が残っていると肥る」

「お腹のなかに便(物)が残っていると肥る」という問題ですが、便がお腹のなかに便が残っていても肥ることはありません、肥る痩せるは他に原因があります。
こうした方も、他の人の話をすると、納得できる場合がありますので、私の診た、便秘の方で事態がとても複雑で、悪い方向に流れてしまっていて困難だった方の例を引きます。
その方は、モデルをされている方で、後にテレビを見ていると「ああ、あの人だ」とCMに出てくるような方でした。
もちろん便秘で悩んでいる方ですが、事情がとても複雑でした。
グラビアの撮影をしている ある日、身体の線が崩れいるとカメラマンからクレームがついたそうです。
私の治療所で彼女は泣いてしまっていて、あまりうまく話せないのですがマネージャーのような方が私に事情を話してくれました。
彼女は便秘で、1日20錠も30錠もクスリを飲むそうです。
ただ、それには肥ってはいけないという職業的な事情もあり、便秘だけでなく肥らないために飲んでいるとのことでした。
彼女はここのところ肌荒れもすごく、体調も崩し、マネージャーのような方は、便秘薬減らすように言っているとのことですが、肥るのが怖くて減らしていないということです。
食生活について聞くと、グラビアの撮影のときなどはスタッフの方が気を使って、合間に食べるお菓子などを買ってきてくれるそうなのですが、彼女はそれを良く食べるそうです。
彼女は、職業上肥ることが許されず、便を出さなくてはと大量の便秘薬を飲み、体調を崩し、ストレスで甘いものなどを良く食べてしまう、悪循環の難しい状況でした。
いかがでしょう?、こうして、客観的に話を聞くとどなたも分かると思うのですが、彼女は食生活を改め、便秘薬を止める方向で徐々に減らし、体型を維持すために運動などのことをするのが良い状況です。
当事者にとっては、切羽詰ることでも、他人事と思うと簡単に「こうして下さい」みたいに言えるものです。
私は、当事者の苦悩が分からず、教科書的なことを「私は、正当なことを言っている」みたいな感じで言う治療師にはなりたくないと思っていましたので、なるべく彼女の立場に立って全体の事情を伝えようとしたのですが、とても困難でした。
「お腹のなかに便(物)が残っていると肥る」と感じている多くの方は、彼女ほど難しい状況ではないと思いますが、便秘解消で治療所に見えるこのタイプの方に、この話をすると、何か思いを刺激する部分があるのか良い方向に変わる感じがあるので、長文ですが書き添えておきました。

「便は汚い、汚い便(悪いもの)がお腹のなかにあるのが許せない」

「便は汚い、汚い便(悪いもの)がお腹のなかにあるのが許せない」ということについては、便がお腹の中に便があることは、決して汚いことではありません。少しくらい残っていても悪いわけではありません。
便は通常 かたまり状で出るのが普通です。
水状、下痢状に出なくてもよいのです。
このタイプの方は、そう言われても理解はできるけど、感覚的に汚く感じてしまいイメージ的にどうしても、許せないという方が多いです。
自分がどんなイメージを持っているのか、そのイメージをどういうことで信じ込んだのか、その辺の分析をしてみてはいかがでしょうか?。
何とか、努力して、思い込みを払拭して、次のステップに進んでください。
この、イメージを変えていただくことは便秘解消の最初のハードルですが、こうしてくださいという定型的なものがありません、上記二つでであれ、それ以外のイメージであれまずそれを変えることが便秘の解消、第一歩になります。

次へ
サイト内検索 powered by Google


便秘解消のTOP

すぐに便を出す方法

簡単即効の便秘解消

知っておくべき大基本

大基本 基礎知識

便秘解消の三本柱

しっかり治す理論と方法

筆者のブログ

Q&Aのコーナーへ

便秘解消のレシピ

まずタイプを見分ける

山崎指圧のページ全体のTOP

メールマガジン

快通元、腸安心の購入

筆者の紹介と思い

筆者のテレビ出演

Copyright © YAMAZAKI SHIATU TIRYOUJO. All Rights Reserved.
記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権は山崎指圧治療所に帰属します。

Copyright © YAMAZAKI SHIATU TIRYOUJO.
All Rights Reserved.