自分で出来る腸マッサージ

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雑誌では分らない腸マッサージ

便秘解消の自転車 自分でできる腸マッサージは、三本柱の話に出てきた便秘解消の自転車、後輪にあたる腸の活性を自分で高めるテクニックです。
私は、このテクニックを多くの雑誌やテレビで紹介しましたが、そうした取材中、記者の方やディレクターさんは必ず「何回くらいやればいいですか?」「いつやればいいですか?」などと質問されます。
もちろん、それが明確でないと読者や視聴者の方から問い合わせがあることを良く知っているので、そのへんをあいまいにしてはならないと感じるからです。しかし、ほんらい私が便秘解消法をお教えするさい一番にお伝えしたいポイントは回数やタイミング、あるいは外から見えるカタチなどなどの外形的なものではないのです。
雑誌などは、そうした外形的なもの豆知識、簡単なノウハウみたいなものをあつかうメディア的性質を持っていますから、便秘解消でも、そうしたことをきっかけにもっと深く知っていただければ良いのですが、このホームページではもっと踏み込んだ本質的なことをお伝えしようと思います。
自分でする腸マッサージにも、そうした外形的なもの以上に大切なことがあり、外形的な面にとらわれすぎると、それがかえってつかみ難くなってしまいます。
その大切な要素は「感じること」「感覚」とでも言ったら良いでしょうか、実際に自分の体がどう感じたか、自分の身体をどう感じるかに神経を澄ますということです。
身体の状態や変化を感じ取るセンスが一番大切だということです。これができれば、どう圧すか、何回圧すかはおのずと分かってきます。
その辺の感覚が見えてくるには少し時間がかかると思いますので、はじめから成果を見ることを目標にするのではなく、はじめの2〜3週間は感覚を磨くという、落ち着いた態度でのぞんでください。
これは大切なことです。
感じることについては、後で詳しくお話します。
雑誌やホームページに腸マッサージのやり方などが書いてあるのを目にしますが、みんな外形的なことにとらわれていて、本当に大事な部分が抜け落ちています。
今までそうしたものを見て、うまくいかなかった方もこの部分に気をつければ、違った結果になると思います。

自分でする腸マッサージ

この便秘解消のホームページでお伝えする、自分でできる腸マッサージは、2パターンに絞りました。
ひじょうに簡単です。
簡単ですが、多くの皆さんが色々誤解して難しくしている面もありますので、簡単なテクニックを誤解のないようにお伝えするように努めます。

腸マッサージは、腸の刺激が目的ではない

腸マッサージを自分でする場合、まず始めにお伝えしたいことは、この腸マッサージはけして、腸を刺激するためにするのではないということです。腸マッサージの目的は腸の凝り、腸が凝って血行の悪くなった状態をほぐして血行を良くすることにあります。 けっして腸を刺激することではないのです。
おそらく、これをお読みの皆さんの中にも腸マッサージと聞いて腸を刺激して排便をうながすというイメージを持った方も多いのではないでしょうか、指で腸を強く刺激して排便を促がすことと、クスリで腸を刺激して排便を促がす、程度の差こそあれ似たようなものです。
腸を刺激して便を出す方法は必ず行き詰まります
腸を健康にして便を出すのが遅いようで、結局は早いのです。
安易に腸マッサージをしているサロンで腸を強く刺激するマッサージを行い、たまたまそれが排便を促した場合、それを成功事例と勘違いして、刺激による排便を目指して痛いほど強くお腹を揉んでいるところがあるようですが、それは絶対に間違いです。

プロの方向け
この部分は。プロの方向けなので一般の方は飛ばしていただいてけっこうです。
この便秘解消のページは意外にプロの方が読まれていることも多いので、ひとつお願いがあります。
もし、現在、仕事として腸マッサージをされていて、強く腸を刺激して 排便を促そうとしている方がおられましたら、絶対におやめいただきたく思います。
たしかに、腸を強く刺激して排便を促す場合もありますが、腸の壁は非常に薄くデリケートです、そして憩室ができている場合など破れるおそれがあります。
もし、そうした事故があると、腸マッサージ全体が 危険なものと世間から思われてしまうことになります。

プロ向けにも書きましたが一般の方も同じです、腸マッサージが腸の刺激になり、たまたま即効的に排便を促がすことがあるのは確かですが、腸を刺激して即効的に排便を促がすことを目的として腸マッサージをするのは間違いです
それが便秘の改善につながることもありません。
このホームページをつらぬくスタンスは「腸を健康にする、腸が健康になれば便は自然に出る」です。
ですから、自分で腸マッサージをして前回は即効的に排便があったのに今回は無かったので、上手くいかなかったとは思わないようにして下さい。
もともと即効的に排便を促がすことを目的にしているのではありません。
腸はとても薄くデリケートな器官ですから、あまり強くゴリゴリとするのは危険です、強くゴリゴリする人は、必ず腸を刺激して排便を促がそうという考え方で腸マッサージをしています。
問題は腸の「硬さ柔らかさ」なのです。一言で言えば、血行が滞って硬くなった腸を、マッサージによりほぐして血行を良くし柔らかくする、と同時に生命エネルギーの流れを良くする、これが目的です。このことは忘れないでください。
それでは、具体的なテクニックにうつります。

(1)右回りに六点を圧す

右回りに六点を圧す図 あお向けに寝転がるか、椅子にゆったり腰掛けるかして行います。
お臍を中心に六角形に6点ポイントを仮定して、一番上の点から時計回りに、一点3回圧します。
回る六角形の大きさは大きくしたり小さくしたりしながら、お腹全体を広く圧すようにします。図5、図6を参考にしてください。
回数的には、5回りから10回りくらいを目安に圧して下さい。
目安がないと分りづらいので、いちおう回数を示していますが、回数はあくまでも目安なのであまりこだわらなくても結構です。
右回りに六点を圧す図 図6 圧し方としては左右の人差し指、中指、薬指の三本の指をそろえて圧します。
親指と小指は多少浮かせぎみにした方がやりやすい方が多いのではないでしょうか、浮かせずにそろえて圧してもかまいませんが、いずれにしても圧すのは左右の人差し指、中指、薬指の三本の指が主になります。
圧す時間の大まかな目安としては、二秒くらいかけて圧し、一秒くらい止めて、三秒くらいかけてはなします
秒数は大体の目安ですが、大切なことは、ゆっくり圧して、もう少しゆっくりはなすということです。多くの方が、ゆっくり圧して、早くはなすという逆のことをしがちなので注意して下さい。
次に、圧の強さですが、基本的には気持のちよい強さで圧してください、マッサージを受ける方がよく「痛いけど後が気持ち良い」「痛いくらいじゃないと効かない」という言い方をしますが、腸マッサージではありえない考え方です。
以前、治療所にこられた方が「自分でお腹のマッサージをしてみたんですけど、お腹が痛くなっちゃって・・」と言われたことがありますが、圧が強過ぎたためでした。私がお腹のマッサージをするとその圧の強さを感じて「私、痛いくらいのほうが効くかと思って、もっとぜんぜん強く圧してました」と言われていました。
圧に関しては強過ぎないことがポイントですが、かといって弱過ぎもせずです、こういうと難しそうに聞こえるかも知れませんが、難しく考える必要はありません、腸を刺激してすぐに便を出そうとか、痛いくらいのほうが効く、などという誤った観念がない限り心地良いと感じる力加減で正解です。

(2)お腹を丸くこする

次にお腹を丸くこするテクニックですが、これは簡単です。
寝転がっても、座っても、立ったままでも結構です。その状態で、お腹を図のように、円を書くように手のひら全体でさすります。
お腹を丸くこする図 図7 右手でも左手でも結構です、時計回りに50回さすり、反対まわりに、また50回さすります。
まず50回さすり反対周りに50回さすって1セットとします。2〜5セットくらい繰り返してください。
力加減は、テーブルを拭く程度の力加減であまり強くしなくても良いです。時間をかけて、さすってあげることが重要です。
これは、お腹を圧したあと全体になじませるようなイメージがあります、そんなに難しさもありませんし、ことさら感覚を集中することもありません、ただゆっくり時間をかけてこすってください。簡単です。

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