強い腹式呼吸の補足

便秘解消で私の治療所にみえる方に、この呼吸のお話をすると、「何秒くらい止めて」「何回くらいするんですか」のように時間や回数にこだわっているのが分かります。
腹式呼吸の場合、極端に言いますと６０秒止めてといっても息が苦しくてできません、その方の呼吸の必要性が優先します。
息を吐いて、お腹をへこませた状態では、３秒から５秒、力を入れた状態で止めてください、お腹を膨らませたときの時間は自由に調製してくれてかまいませんので、膨らませた時の間のおき方で呼吸の加減を調整してください。

回数については、１０回程度ですが、これはこのくらいが適当です。
１０回を１セットして、何セットくらいというのもありますが、１セットでも良いですし、多くても２セットもすれば十分です。

クスリのように身体の自然性に反したものの副作用は、身体に良くない形で現れますが、身体の自然性にそったものは、副作用が良い形であらわれます。
便秘解消を目的に、お腹のマッサージ（快腸コース）を受けた５０％くらいの方が、お腹周りが細くなるのを感じます。
更衣室から「あれっ、ズボンゆるい」などと言う声が聞こえたりしますが、皆さんが、強い腹式呼吸とあわせて 腸の活性を高める３つの方法を自分でする場合でも、便秘に良いだけでなく、お腹が引きしまるような現象が期待できるかも知れません。
１度で すぐにというのは、難しいかもしれませんが 少しの期間をかければそのような効果も期待できると思いますので、便秘解消のモチベーションも高まると思います。
とくに下腹部が膨れているようなタイプの方は、それがへこんでくることが 腸の活性の高まりをあらわしているといえます。