サプリメントの活用
食事の次は健康食品ということで、サプリメントの活用についても触れておきます、といいますのは便秘解消にはサプリメントの活用がとても大きな意味を持つからです。
私が治療師の道に入り30年以上になりますが、その間サプリメントには高い関心を持ち続けサプリメントの話しは積極的に聞きコンベンションにも出かけ、様々なサプリメントを試してきました。サプリメントは古くから伝わるものもありますが、そうした知恵を生かし新たに作られるものなど、この30年の間にもずいぶん進歩しました。
こんなことを聞いたことはありませんか「これだけ医学が進歩したのに、なぜ病気がちっとも減らないんだろう」西洋医学的思考をするかたにとってはもっともな疑問ですが、自然医学的に健康を考えるものにとってはナンセンスです。
健康の答えは自然にありで、私は自然医学的な考え方をしているのですが、その意味で「これだけ医学が進歩したのに、なぜ病気がちっとも減らないんだろう」という疑問はとても奇異に感じます。
といいますのは自然医学的に進歩を考えますと、自然は本物なので本物に近づくことが進歩です。本物はすべてと調和して良いことがあって悪いことがないので、その状態に近づくのが進歩です。
たとえば青梅という生で食べるとお腹をこわす木の実を加工して、梅干という、美味しいうえに身体にも良い加工食品を作り出した、というのは進歩です。良いことがあって悪いことが見つかりません。しかし、今までラーメン屋さんでしか食べられなかったラーメンがお湯を注ぐだけで簡単に食べられるようになりました。あるいは、アマモ(海を浄化する植物です)の生息する浅瀬の海を埋め立ててビルを建てました。これらは進歩でしょうか? 良い部分がある反面、都合の悪い部分もあります。
私が初めて医学を学んだ30年以上前、ステロイド剤は夢のクスリといわれていました、もともと身体で生産される副腎皮質ホルモンを人工的に合成して、飲んだり、塗ったりするのだから身体に悪いはずがないと生理学の先生が言われてました。しかし、それがどれほどの害をもたらしているかは明らかです。一時は良いが、後でもっと悪いしっぺ返しが来る。こうしたものは進歩ではありません。
ですから「これだけ医学が進歩したのに、なぜ病気がちっとも減らないんだろう」という疑問は進歩の意味を履き違えていると私たちは感じます。特に予防的な意味での医学は進歩しているのだろうかと疑問を感じるほどです、本当に医学が進歩すれば病気は減ります。
このへんは私の個人的な考えなので、お伝えしたい本題ではないのですが本題は、そうした意味で健康食品、サプリメントは進歩してきたということです。もちろんこの業界は玉石混合で、ただ売らんかなの程度の低いサプリメントも、本物以上にたくさんありますが、確かに良いサプリメントは増えてきたという印象を持っています。
理解を深めるために話しの角度を変えます、漢方では生薬を、上薬、中薬、下薬という分類をします。
簡単にいえば上薬は、良い作用があって悪い作用がない、長期に飲み続けて身体の状態を改善してゆくもの。下薬は、即効的な良い作用があるが、健康には決して良くないもの。中薬は、その中間的なものと考えてください。
必ずしも上薬が良い薬で、下薬が悪い薬という意味ではなく、それぞれの使い方を考えるということです。
例えば、末期の癌で、ひどい痛みに苦しんでいる人にモルヒネを与えます。モルヒネは決して健康にも精神にも良くありませんが、末期の癌ですから、そんなことよりも今の痛みをとってあげることが先決ですから、明らかに下薬であるモルヒネを使うのも現代の医学では正しい判断です。
しかし、便秘のような慢性症状に下薬である便秘薬を使うのは間違いです。便秘薬は長い目で見れば必ず便秘を悪化させます。
便を出そうとする行為が、便秘を悪化させることになってしまいます。
頭痛であれば痛みを分らなくすれば良い、便秘なら便を出せば良い、という下薬的な考え方をして、頭痛を生み出す身体の状態、便秘を生み出す身体の状態を改善することをしない西洋医学的な対症療法はいくら進歩したように見えても病気が減らないのは当たり前です。最初のボタンを掛け違えると、ボタンは正しくかからないのです。
こうお話しすると西洋医学の批判をしているようですが、お伝えしたいのは「健康センス」の話しです。健康にはセンスがあって、多くの方が症状さえ治まれば良い、それを生み出した身体の状態のことなど考えない。すぐに症状を改善したい、少し良くなれば、もう気をつけることはしない、というセンスでいます。これは西洋医学から大きく影響を受けた西洋医学的センスです。
症状の改善も大切ですが、症状を生み出している身体の状態を改善することが本来一番大切だという、良い健康センスを持った医学が発達すれば、医学の進歩が病気を減らすことでしょう。医学が進歩しているのに、病気が減らないと思えるのおは、進歩の意味を履き違えているからともいえますが、健康センスが悪いためともいえます。
前置きが長くなりましたが、健康食品、サプリメントはそうした意味で、上薬的な思想を持ちながら当面の症状にも有効という優れたものが以前より多く出てきています。
進歩した、健康センスの良いサプリメントです。
便秘解消にはサプリメントの活用が大きなポイントになると思うのですが、こうした健康センスという考え方がないと、ただ便を出せば良いと腸を強く刺激するサプリメントを選んでしまいます。そうしたサプリメントは便を出しますが、便秘解消とは逆の方向に向かうサプリメントで、良い結果をもたらしません。
便秘解消には必ずサプリメントが必要というわけではありませんが、腸マッサージなど腸の活性を高める一方サプリメントを併用すると、成功率は跳ね上がります。
便秘解消にともなう大変さがずいぶん楽になります。便秘解消は時間がかかる場合が多いので、大変さが軽減することはとても大きなポイントになります。
そうした意味でも、上薬的な良質なサプリメントを併用することをお勧めしています。
サプリメント選びのポイント
それでは、良いサプリメントを選ぶポイントをガイドします。
良いサプリメントを選ぶには健康センスが大切なことはいうまでもありません、一言で言えば、上薬的な長く飲み続けても健康に良いサプリメントで排便も助けるものを選ぶのがポイントになります。
もともと本物と言われる健康食品には、共通した特徴があります。
簡単にあげれば、肝臓を良くする、腎臓を良くする、凝りがやわらぐ、肌がきれいになる、排便を促す、などです。
現代生活は化学物質など様々な毒素を体内に取り込むリスクの多い生活です。そうした毒素を解毒して疲れている臓器が肝臓、腎臓などの排毒の臓器で、これらが良く働くことで健康度がアップします。自覚的には、お酒に強くなったとか、お小水の出が良くなったとかです。
血液がきれいになり、いわゆる血液サラサラになることで、身体の凝りが緩和すると同時に肌がきれいになります。女性の方が気がつきやすいのですが、お化粧ののりが良いなどです。
そして、身体の排泄作用が強くなることで排便が良くなります。好転反応で一時大量の排便があるというのも珍しくありません。先ほど肝臓、腎臓が排毒の臓器と説明しましたが、実は腸も排毒の臓器で、働きが良くなることで栄養の吸収、毒素の排泄がよくなり、とうぜん排便も良くなります。
サプリメント選びのポイントは、こうした本物健康食品、本物サプリメントの自然に排便を促す作用を利用したものが良いと思います。
また、よく乳酸菌生産物質など乳酸菌を増やすことにより健康を改善して便秘にもよいというものもありますが、品質の良いものは健康に良いものです便秘解消にも役立ちます。しかし、直接的に排便を促す作用は、あまり強くないので良し悪しは個人差が大きいと思います。
植物系のSOD様物質、抗酸化物質を使ったものが比較的に安定した効果が出せるような感じがしますが、やはり使って試してみることがポイントです。
食物繊維のサプリメントは比較的悪いものが少ないという印象です。ただ、食物繊維の量が、あまりにも少ないものもありますので、なるべく食物繊維の量が多く、味や香りを調えるための余計なものが入っていないものが良いと思います。
逆に良くない便秘のサプリメントは、腸を刺激して排便を促すもので、まず原材料にセンナやセンナの茎、アロエ、ダイオウなどが含まれています。
便意がとても強くあったり、排便後お腹が渋ったりすることもあります。
腸を強く刺激して排便促すのは、腸マッサージにしても、サプリメントにしても必ず行き詰ります。腸が刺激に慣れるからです。
腸は、腸内に便が溜まった刺激で動き出します。便が腸を押し広げる刺激で運動を開始するのですが、便秘の人はその刺激で腸が動き出さない人です。化学薬品的な刺激物にしろセンナやセンナの茎、アロエ、ダイオウなど植物の刺激成分にしろ、その刺激物が腸を刺激して蠕動運動のスイッチが入り腸が動き出します。この刺激を繰り返していると、腸はその刺激に慣れてどんどん強い刺激でないと動き出さなくなってしまいます。また、腸はその刺激物の刺激を待つようになり、本来の便が腸を刺激する程度の刺激では動き出さない腸になってしまいます。
良くないサプリメントは、とりあえず排便を促しますが、長期的にはこうした悪循環の罠(わな)にはまってしまうという意味では便秘薬と同じです。
サプリメントは良いサプリメントが増えてきているとはいえ、まだまだ、ブームに便乗しているだけのサプリメント、明らかにレベルの低いサプリメント、下薬的なものを含め健康に良いのか疑問なサプリメントなどが多くありますから、慎重に見極めて選ぶことがポイントになります。
お伝えした健康センスの話しを心において、良いサプリメントを選ぶようにしてください。
健康センスの話しは、たいていの人がすぐに理解して頂けるので、ただ便を出す便秘薬や安易な浣腸ではなく、長期的に腸を健康にして便秘解消をする「腸が健康になれば、便は自然に出る」という、このホームページの方針にそったものを見つけられると思います。
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