頭痛の原因の多くは、首こりからくる

TOP > 山崎指圧TOP > 首こり・肩こり > 首こりと頭痛

ここであつかう頭痛のタイプ

頭痛と一口に言っても様々なタイプがあります。
このホームページで扱う頭痛は、突然襲ってきてのた打ち回るほど痛いというようなものではなく、無理すれば日常生活の営める程度の痛みで、比較的繰り返し起こるような慢性的な頭痛です。
筋肉の緊張や血管の拡張などが原因で起こるとされている、いわゆる一次性頭痛と言われる慢性の頭痛を対象にしています。
医療機関のホームページにあたってみると詳しいのですが、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3種類が代表的ですが、緊張型頭痛、片頭痛が主に首こりと深く関係しています。
ちなみにですが、二次性の頭痛といわれる、何か原因になる病気があって頭痛を起こしているタイプの方は医師による治療をお勧めします。
目の疲れイメージ

指圧と相性のよい頭痛

ここにきて「頭痛の方が増えている」というのが30年以上現場を見てきた治療師としての実感です。
現代の生活にパソコンやスマホは欠かせないものになっていますが、そうしたものの使用が首こり・肩こりを増やし、頭痛の増加の原因になっているのは間違いないと思いますが、も一つの要因はストレスの増加です、ストレスも身体の凝りを引き起こしますので、当然それが首こりとなり頭痛の原因になります。
目の疲れからくる頭痛というのもありますが、目の疲れも現象的にはストレスから来る首こりに良く似ています。
指圧が得意とする頭痛は、主に緊張型頭痛と片頭痛になりますが、特に緊張型と言われるものは、ほぼ解決します。
と言いますのは、緊張型の緊張とは、指圧師から見ると首こりだからです。
本人がホームページなどで調べて、私は緊張型の頭痛です、などと言われることが多いのですが、それが本当に緊張型であれば、ほぼ大丈夫と思っています。
医者や医療機関は凝りを扱うことに関しては、ほとんど無力ですが、私たちは凝りをほぐすのが仕事で、凝りのプロなので緊張型頭痛はピッタリあてはまる相性のよいタイプなのです。
いわゆる緊張型頭痛は指圧とピッタリの相性ですが、片頭痛も経験的に首こりが大きく影響していますので、かなり良い影響をあたえられるタイプのものです。
いわゆる緊張型と言われるものが本当にそうならば、相性はほぼ100%と言えますが片頭痛の方は85%程度という感じでしょうか、8割以上、9割以下のような感触ですが、いずれにしても指圧との相性は良いと思います。
ですから、首や肩が凝っていて頭痛がある方にはピッタリの情報ですので、楽しみにして以下をお読みください。

知られていない二つのタイプ

さて、いよいよ本題に入ります。
西洋医学的には、緊張型頭痛、片頭痛などとタイプ分けをしますが、私たち指圧師から見ると微妙に違っていて、しっくりきません。
私から見ると、首こりからくる頭痛と、気が上がっている頭痛とタイプと言うよりは要素的な分類をしています。
それぞれについて説明します。

首こりからくる頭痛

私の治療所にみえる方の多くがこのタイプが該当しますし、慢性的な頭痛全体で考えても8割くらいがこれにあたると思われます。
パソコンに向かう仕事、何かに集中する細かい作業、よく目を使う仕事などで、普段から肩こりや首こりを感じていて、よく頭痛がするというのがこのタイプの典型になります。
現代の労働環境では、本当に多いタイプの頭痛になのですが、医者も含めて何処が原因しているのかわかっている人も少なく、しっかりほぐして治せる技術を持った人が少ないのも事実です。
状態としては、頸椎の上の方、頭蓋骨に近い辺りの凝りが主に問題になります。
頸椎の中を通る脊髄神経が通っていますが、それらは必要な個所で骨の隙間、これを椎間孔と言うのですが、その隙間から出て、その神経の支配する部位に向います。
この場合の頭痛に一番関連しているのが大後頭神経といわれる神経で、頸椎上部から出て後頭部に走っています。
この神経が首の根元のところで、筋肉の凝りにより圧迫されるために頭痛が起こっています、首こりによる頭痛です。
下の図を見てください、黄色いのが神経で、その赤くなっている部分が頭痛にかかわる神経です。
神経の図
このタイプの方は、本人も自覚的にこの頭痛は首こりから来ているなと分かっている方も多いものです。
また、このタイプは、目の奥が傷むように感じたりすることもあります、あまりひどくなると吐き気がすることもありますが、実際に吐くというケースは稀です。しかし、吐き気がするようだとそうとうに悪化していると言えますので、早めにしっかりほぐせる指圧やマッサージを選んでほぐすのが良いです、きっと世界が変わるくらい楽になります。
吐き気のするような方は、頭痛がして吐き気がするので、凝りを感じずらい方は病院に行かれる方も多くいます。
病院で検査を受けて異常がないと言われても、人によっては見逃しているのではないかともう一件くらい病院にいって再度、異常ないと言われ、そうこうしているうち誰かに「首こりじゃないの」などと言われ私のところに来るというのもの良くある一つパターンです。
いずれにしても、肩や首にコリを感じていて、よく頭痛がするという方はまずほとんどこのケースで、人によっては次に説明する気が上がっている要素が加わっていることもあります。

気が上がっているという要素

この場合は、神経の圧迫といったことと違い西洋医学的な用語で説明するのが難しくなるのですが、あえて言えば自律神経が高ぶっている、つまり交感神経の興奮状態になるとか、血圧が上がっているとか、眼圧が上がっているとか、脳脊髄の圧が上がっているとかいうことになるかもしれません、しかし、かなり比喩的な言い方になります。
気という概念は西洋医学にないので西洋医学的な土俵で説明するのは難しいものです。
これは頭痛の原因というよりは、要素と言ったほうが良いと思います、基本的に首こりがあり仕事などで気が上がった時に頭痛が起きるという感じです。
たかぶり、のぼせ、など近い感じかもれません、長時間車の運転をしてきて体は疲れているはずなのに寝付けないみたいな感じとか、パソコンに向かって集中する作業を長時間続けて頭の中で光が舞っているような感じです。
上気している、自律神経的に高ぶって乱れている感じです。
こうした状態を鎮めることも指圧が得意とするところです。
気の上がった状態は頭痛だけでなく、多くの病気の遠因になりますが、慢性的になると本人的には、当たり前の状況、仕事の充実感のように感じたりして自覚が出来な方も多くいます。

クスリはなるべく飲まない

当たり前の話ですが頭痛薬は出来るだけ飲まないようにしましょう。
もちろん仕事などで責任ある役割をこなさなくてはいけない状況で頭痛がしてきてしまった場合などクスリでごまかしてでも役割をこなさなくてはいけない場合があることは良く分かります、そのような場合しかたないと思いますが、あまりにも気軽に頭痛薬を多用する頭痛持ちの方を見受けます。
気軽に頭痛薬を飲む方の中には、頭痛がするから飲むというのではなく、頭が痛くなるといけないから頭痛薬を飲んでおくという方までいます。
健康を研究する私としては、食品添加物などもなるべく摂らないほうが良いと考えていますので、さらにきつい薬物などは、ほんとうになるべく摂らない方が良いと考えています。
そんな視点からして予防のために頭痛薬を飲むというのは、とても驚きでしたが、案外いるものなのです。
首こりが原因している方も多いので、ちゃんとほぐして頭痛の起きない、あるいは起きづらいコンディションを維持することをお勧めします。 そんな方が頭痛薬から離れると多くの場合、胃が楽になる、お腹が軽いなどと言われるようになります。
少し想像してみてください。
神経があって、それを筋肉の凝りが圧迫しています。
この圧迫により痛みを感じていて、それが頭痛の状態です、普通に考えればその圧迫をとれば痛みがなくなります。
指圧をすれば実感できます。
頭痛薬は、筋肉の凝りが神経を圧迫しているのは、そのままにして、神経を麻痺させるクスリで痛みを感じなくさせています。
しかもクスリには症状として出る出ないにかかわらず必ず健康にとってマイナスの作用があります。
クスリはなるべく飲まない
例えば、頭痛の方に人気のバファリンというクスリは、よく言われる眠くなるという他に、胃痛、胃機能障害、中にはじんましんのようなブツブツができるなどあると聞いていますが、 その他にも白血球減少などの血液障害などの報告もあります。
頭痛薬はなるべくなら飲まないほうが良いです。

ポジティブな側面

首こりからくる頭痛の方で、クスリを常用しているような方はこのページを読まれて良かったと思います。
またクスリを常用していない方も、きちっと首こりをほぐせる治療師を身近にみつけて、首こりを管理することにより、ほとんど頭痛を感じないで日常を過ごすことができるようになると思います。
脳は身体の機能の中枢で、そこから出た神経は脊椎を通って身体の各部位に繋がっています。 ですから首の骨が造る管の中には多くの神経が通っていて、しかも柔軟に円滑に動かなくてはいけません。
思い頭を支えながら、柔軟に円滑に動きながら大切な神経を守る、それが首の骨、つまり頸椎の役割でそれを支えているのが筋肉です。
筋肉が極端に弱ることにより、骨が障害を起こすことがありますが、よほどの年輩でない限り通常は、筋肉の凝りが円滑な動きを妨げ首の骨の障害になります。
首こりから頭痛になっている方は、首の筋肉に凝りがありますよ、と頭痛が教えてくれいるということもあります。
前向きな見方をすれば、とても良いことということもできます。
現代の生活は、とても首に負担を強いるので、首こりをしっかり管理することをお勧めします。

次へ
案内のページへ
サイト内検索 powered by Google

首こり・肩こりのページ

頭痛の改善について

首こり・肩こりと自律神経

首こり・肩こりは万病の元

ストレートネック

こだわりと哲学

山崎指圧を受ける方へ

山崎指圧の理論


腸マッサージ

予約・問い合わせ

地図アクセス

山崎指圧TOP

快通元、腸安心の購入

メールマガジンの申し込み

筆者のブログ

便秘解消・首こりなど山崎指圧のページ全体のTOP

Copyright © YAMAZAKI SHIATU TIRYOUJO. All Rights Reserved.
記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権は山崎指圧治療所に帰属します。

Copyright © YAMAZAKI SHIATU TIRYOUJO.
All Rights Reserved.