首こりと頭痛やめまいにつて

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首こり・肩こりの管理について

私は、30年以上治療をしているものとして、言いたいことがたくさんあります。
持論として、健康には背骨にそった凝りの管理、腸の健康を維持する、この二つに気を付けていると他のことは将棋倒し式にいろいろと上手く行くと感じています。
もちろん心の問題もありますが、ここではそれは置いておきます。
首こり・肩こりと頭痛に関係しているのはやはり、背骨にそった凝りの管理になります。
前のページでお伝えしましたように、後頭部の神経、筋肉が頭痛と大きく関連しているのですが、ほぐしたい目標の凝りは深い凝りなのです。
後頭部の深い凝りをほぐさないと頭痛は解消しません。
多くの方が首こり・肩こりは簡単にほぐれると誤解していると思います。
頭痛のある状態で治療所にみえて、指圧をして1時間後には頭痛がなくなっているどころか、頭がすっきりして、目の見え方が良くなるといった状態にもっていくためには、とても技術が必要です。
この辺を、一般の方が簡単に考えているように思えてなりません。
枕にプツプツ突起があるだけで「この凸凹が指圧効果を生んで・・」などとたまに宣伝で言っています。
私たちが凝りをほぐすために、どれほど微妙に強さやポイントをコントロールしているか、頭痛を改善するほどに深く凝りをほぐすことは簡単ではないのです。

クイックマッサージの問題

私たちの業界的はクイックマッサージの出現から大きく変わったと思います。
昔からの施術師は手作業でしっかり凝りをほぐすということに自負を感じていたのですがクイックマッサージの出現で短時間で安くて、ちょっと気持ちいい、という程度の施術が多くなり、しかも一般の方からは両者が同じように見えていると思います。
時間かけてしっかりほぐすことを目指すマッサージとクイックマッサージのように手軽にちょっと気持ち良いマッサージがどちらも同じで、前者は時間が長く料金もそれなりで、後者は短時間で安いと思われていませんか、これは違います。
全く違います。
長年やっているプロから見たら、まったく違うのです。
凝りの深さ
左の図を見てください。 とても模型的な図ですが、皮膚の下に筋肉の層があります、筋肉はたいていの場合、浅い層が大きく深くなるほど小さくなります。
浅い層の大きな筋肉の凝りは分かりやすい凝りで、経験が浅いとこの凝りをターゲットにします。
この浅い層の凝りを強く揉んだ場合、受けている方には「気持ちが良い」と言われることもありますが、少しやりすぎると炎症を起こして、次に日には痛くなります。
クイックマッサージの場合、時間がないので浅い凝りをターゲットに患者さんに気持ちいいといっていただくことを目指すしかないのです。
本格的な指圧、マッサージの場合、初めから深い層の凝りをターゲットにします、浅い層の凝りをほぐすのに筋肉に負担をかけすぎると、後々炎症のもとになるのでベストの圧になるよう微調整します。
浅い層から準便にほぐして深い層に行くので、とうぜん時間がかかります。
しかし、クイックではなくある程度時間は確保しているので、じっくり必要な時間をかけることができます。
本格的な指圧、マッサージとクイックマッサージのようなものが同じようなものと見られるのは、私たちからすると回転ずしと本格的なすし職人とが同じ土俵で同じように扱われているようで、とても残念なのです。
本格的な施術者は、あくまでも深い凝りをほぐすことを目指します。
背骨にそった凝りの管理も頭痛の解消のため首の凝りをほぐすのも、すべて深い凝りをほぐさなくては意味がないと考えています。
また、頭痛の解消を目指して、施術をする場合、首こりが主にほぐしたいターゲットですが、そこだけほぐそうとしてはだめです、肩こりも背中の凝りもほぐさなくてはなりませんし背中の凝りも影響しています。
結局、首を中心に背骨にそった筋肉はほぐしておかなくてはなりません。
私の治療所に初め首こり・肩こりと頭痛でおみえになって、それから月に1度くらい定期的に受けているような方は、初めは週に1度か数度とか頭痛があったけど、指圧を受けるようにしてからほとんどなくなったという方がほとんどです。
本当にほとんどなくなった方から、やはり仕事が忙しかったり体調などにより、たまに起きるという方まで、人により色々ですが、たとえ頭痛が起きても指圧にみえればまず良くなっています。
もちろん、首こりからきている頭痛の場合です。

首はライフライン

首こり・肩こり と、それがもたらす 頭痛やめまいの話しをするのですが、まず、お豆腐の話しから始めます。
昔お豆腐屋さんに豆腐を買いに行くときには桶(おけ)を持って買いに行きました。お豆腐屋さんでは、壊れやすい豆腐を安全に持ち帰るために、桶に水を張りその中に豆腐を入れてくれたのです。
そうでないものもがほとんどになりましたが、今でもスーパーなどの豆腐は水の入ったパックに入って売っていたりします。
脳は人体の最重要器官のであることは間違いありませんが、その脳はたいへん柔らかいので豆腐に例えて説明します。
この脳という豆腐を安全に維持するために、人体は頭蓋骨という硬い骨の桶の中に脳脊髄液という水をいれその中に脳をいう豆腐を漂わせている構造になっています。デリケートで重要な中枢である脳を守るために、とてもよく出来た構造です。
脳は頭蓋骨の中の液体にただよう構造になっていますから、必然的に 頭は重く なります。そのうえ 脳は人体で一番多くの酸素を必要 としています。
酸素を脳に運ぶのは血管ですから、脳までは太い血管が必要であり、脳自体も血管のかたまりといった構造になります。
いっぽうの脳は全身の情報管理の中枢ですから体の各所からその状態を知らせる情報を神経を通して受け取っています。
情報を集めるだけではありません、その情報を様々に判断して、身体の各所に神経を通して指令をしています。筋肉の動き、内臓の働き、などそれこそ様々です。
ですから、脳と身体は太い神経の束や太い血管を通して結ばれています、その通り道が首です。
首はライフラインである中枢神経や血管を安全に守り、重い頭を支え、しかも柔軟に動く構造になっています。そのため中心部に頚椎という首の骨があり、その連なった骨の穴の中を中枢神経や血管が通っています。
また、骨に囲まれない外側にも、大切な神経や血管、空気を肺に運ぶ気道、食べたものを胃に運ぶ食道などがあり、どれをとっても生命の根幹にかかわる、まさに 首はライフライン なのです。
この首がライフラインとして大切な器官を守りながら、重い頭を支え柔軟に動くためには、筋肉の働きが重要 です。
筋肉が力強く柔軟に働いていないと、首ほんらいの機能がはたせなくなります。つまり首の関節の動きが円滑でなくなり、守るべき中枢神経や血管の働きに乱れが生じますが、この首の筋肉の力強く柔軟な働きを妨げているのが首こりです。
肩こりや首こりなど、肩や首の筋肉が凝った結果、首の血流が乱れたり、神経に小さく混乱が生じますが、それを「めまい」や何とも言えない「いやな感じ」として感じることが多いのです。
首こりは、頭痛だけでなくめまい、自律神経の失調、ストレスに対する弱さ免疫力の低下など様々な状態を引き起こしますが、次のページでは、【めまい】を中心に説明します。
こちらも重要ですので、ぜひご一読ください。

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