めまいは首こりの影響が大きい

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ここであつかう【めまい】

一口にめまいといっても様々な種類があり、それに伴って症状も様々です。
ここであつかうのは、あくまでも首こりがもたらす症状としてのめまいになりますので、何か原因となる病気がある場合などは除きます。
それでも病院に行くほどではないがめまいやふらつき感、「あれっ」という感じ、意識が遠のく感じ、何とも言えない不安感、クラクラする感じフワッとする感じなどこうした軽いめまいでおみえになる方は様々な表現をされますが、疲労やストレスそれに伴う首こりからくるめまいは日常的には一番多いだろうと感じています。
また頸椎の異常が何らかのかたちで影響していると考えられている、頸性めまいといわれる症状などはその名の通り、首こりとの関わりが大きなものです。
医学的に見てもめまいというのは様々な原因や症状があり意見が分かれるところですが、頸性めまいといわれる症状の方は首の凝りをほぐすことが有効と考えられます。
めまいと言っても、目の前の景色がぐるぐる回り立っていられない、また強く異常な吐き気や耳鳴りを伴うというようなめまいではなく、立ちくらみのような感じや、立っていられる程度のふらつき感、地震かな・・? と感じたり、フワフワした床を歩いているようだったり、ふうっっっと意識が遠のくような恐怖感を覚えたりなど様々な「いやな感じ」が 首こり・肩こりからくるめまいに多い症状 です。
そうしたちょっとしたことでも、そのめまいに意識が集中してしまうとパニック発作になることもあります。
ここであつかうめまいについてまとめると、目の前の景色がぐるぐる回り立っていられないものでではなく、自覚的に首こり・肩こりを感じている方ということになります。
そして、めまいに伴い耳鳴りが起こるような方も含みます。
また、ここまで説明してきましたとおり頭痛を併発している状況も含みます。

メニエール病について

めまいというと「メニエール病」という病気を思い浮かべる方が多いと思いますが、私としてはこれも指圧の守備範囲で首こり・肩こりはじめ背骨など様々な凝りと関係していると感じています。
と言いますのは、私の父親がとても仕事の忙しかった時期にメニエール病を発症しました。
治療師として、まだ10年程度しか経験のなかった私が首の後ろを中心全身を指圧することにより、めまいの発症頻度が低減することを実感しました。
また、めまいの発作を発症してから、凝りをほぐすことにより、めまいの発作から回復がずいぶん早くなるのを感じました。
父は私が疲れるからと私に指圧をたのむことをとても遠慮するタイプでしたが、メニエール病のよるめまいの発作がでるようになってからは遠慮がちに頼むようになりました。
メニエール病が出て景色がグルグル回るようなめまいのときの来院は無理でしょうが、ちょくちょくメニエール病の症状の出るような方で首こり・肩こりが気になる方は、その凝りをほぐすのも一法かと思います。
父親を治療した頃よりもめまいの研究も進み、技術も上手くなりポイントも絞れています。

耳鳴りも良くある症状

首や肩の凝りが耳鳴りの原因になっていることも良くありますので、めまいの症状にともない耳鳴りもの症状も併発していることが多くあります。
指圧的にみると、首こり・肩こりからくるめまいと耳鳴りは メカニズムが似ていて両者のポイントは同じなのです。
頭痛の場合は、首の後ろがポイントになりますが、耳鳴りの場合は首の横の方になり、そこは耳のツボです。
めまいも耳鳴りも耳からくる症状ですから、それは当然と言えます。
また、メニエール病でも耳鳴りを伴うことがあります。

頸椎の異常

めまいというのはメカニズムが解明されていないので、医学的にも意見の分かれるところなのですが、頚性めまいと言って頸椎の異常から起こっているのではないかという説も広がっています。
頚性めまいの患者さんを多く扱う医院では、患者さんの約80−90%は首こりをうったえると言われています。
また、めまいの前兆として、首こりや首の周囲の痛みなど訴えたり「急に肩がつまってきて・・」とか「後頭部がしめつけられて・・」など話されているということも言われています。
頸椎の円滑な動きを保つことは、指圧の得意とするところです。
西洋医学の医師が、めまいには首こりがかかわっていると分かったとしても、出来ることは保険のマッサージか筋弛緩剤です。
保険のマッサージはご存知のとおり、時間つぶし程度で凝りをほぐす効果はほとんど期待できません。
筋弛緩剤は効果は一時的なもので、副作用は強い部類に入ります。
お医者さんお中には、頚性めまいが首の凝りと関係していることを直感している方もいるのですが、西洋医学のシステム上、凝りをほぐす有効な手段がないのです。

軽度のめまいのメカニズム

私が考える、首こりや肩こりからくる、軽度のめまい発生のメカニズムですが、人間の身体の傾きを感知する三半規管というセンサーが耳の奥にあります。
私たちは、普段意識することはありませんが身体のほんのわずかな傾きでも、すぐさまそれを検知して身体の必要な部分に力を入れるなりして傾きを修正することを繰り返すことによりバランスを取っているのですが、その微妙な狂いが軽度のめまいとして感じることが良くあります。
もちろん目で見る情報も関与していますが、耳の奥のセンサーの感知が主流になります。
そこで問題になるのが耳の奥で三半規管が傾きを察知した場合、それが身体の傾きなのか首を曲げているだけなのか、腰を曲げているのかということです。
首の傾き
人間の身体は繊細なセンサーからの膨大な情報が集められ瞬時に処理されっていますが、その処理の微妙な狂いをめまいとして感じるのですが、そのさいの問題が筋紡錘というセンサーです。
筋紡錘は、【きんぼうすい】と読みますが、この筋紡錘は筋肉のセンサーで、これがめまいと大きく関係しています。
筋紡錘の図
人間の身体には600個を超える筋肉があると言われていますが、関節の動きをもたらす骨格筋は400個以上と言われています。
これらの膨大な数の筋肉に筋紡錘は存在していて、それらの筋肉がいまどのような状態にあるかをモニターしています。
筋肉の緊張状態、目から見える情報、足にかかる圧力など様々な情報が瞬時に処理されて、耳の奥のセンサー、三半規管で検知した傾きとを演算して身体のバランスをとっています。
普段意識しませんが、私たちが日常生活の中で身体のバランスをとっているということは莫大な情報を正確に処理しているということなのです。

首こりが情報を乱す

めまいは平衡感覚の乱れが引き起こしますが、そのセンサーは耳の奥にある、三半規管です、耳の奥で傾きを測るのですから、首がどの程度傾いているかを検知する、首の筋肉からの情報がとても重要だということがお分かり頂けると思うのですが、この首の筋肉が凝ることにより首からの情報が乱れるのです。
首こりにより筋紡錘からの情報が乱れるので、ふらっとしたり、あれっ地震?と感じたり、様々な軽いめまいが生じることになります。
私が指圧をしてきた実感として、首こりからくる軽いめまいのメカニズムは以上のように考えています。

センサーの乱れが自律神経系系の失調につながる

こうした、身体のセンサーの乱れが自律神経の失調につながるとこも多くあります。
ちょっとした、めまいやふらつき感からパニック症状を起こしてしまったり、胃や腸など内臓の働き乱れたり、首こりや肩こりは頭痛、めまい、耳鳴りにとどまらず様々な症状につながるのはそのためです。
自律神経は、身体の自動操縦ですからそれが乱れることにより、様々な不調に結びつきます。

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