ストレートネック
近年、首こりに伴ってストレートネックが増えています。
私も、首こり・肩こりをほぐしていてストレートネックの方やそのような状態の方が多くなっていることが気になっていましたが、ここにきてますます増えているのを実感しています。
ストレートネックとは
話が前後しますが、ストレートネックとはどういう状態かを簡単に解説しておきます。

右の図を見てください。→
これは、死体を平らな台に寝かせておいたものをカットした断面なので、ちょうどストレートネックになっています。
黄色い線でしましたのが、正常(少し適当)な頚骨の並びと、頭蓋骨の位置です。
通常、首の骨は、黄色い線のように、緩やかに湾曲しているのですが、それが比較的まっすぐになっている状態がストレートネックです。
この状態が、頸椎に負担をかけ、首こり・肩こりの原因になるなどと言われたり、たまに、WEBページで「本来S字状に曲がっていなくてはいけない頚椎が・・・」といのを見かけますが、これは間違いですね。
背骨は全体にS字状に曲がっていますが、頚椎は単に湾曲しているだけです。
この湾曲がなくなり比較的まっすぐな状態になるのが、ストレートネックです。
ですから、どのくらいまっすぐだとストレートネックでどのくらいなら大丈夫という判定の基準はありません。
どんな症状がおきるのか
一般的には、首こり(痛み)、肩こり(痛み)、頭痛、めまい、吐き気、などが代表的です。
また、自律神経失調症、腕の痺れなどもいわれていますが、これは段階が進んでいます。
自律神経が乱れれば、他にも様々な症状がおきても不思議ではないので、ストレートネックも進んだ段階では様々な症状がおきるといえます。
原因について
ストレートネックについて以前は、先天的な体質によるといわれていました。
しかし、私が指圧をする中で実感的に感じていたのですが、ストレートネックは後天的におこっているのではないかということでした。
指圧をしている実感として生まれつきではなく、その後の生活状況でおこっているものも多いと感じていたのですが、最近は西洋医学的にもストレートネックが生活環境などに起因してでおきると言われ始めてきました。
少なくても30年前までは、そんなにいなかったストレートネックの方が近年とても多くなっています。
近年といっても、10年〜20年くらいでしょうか、そのくらいの生活の変化を考えれば、大きな意味での原因はつかめるように思えます。
ホームページでストレートネックを調べていると、外傷でおきるとか良い姿勢を意識しすぎておきるということも書いてあったりしますが、やはり何はさておき、パソコンやスマホなどの電子機器を扱うことによる負担が大きいように思います。
次にいえるのが筋力の低下です。
全般にいえるのですが、コリは筋力を低下させますので、首こりが誘発しているストレートネックも多いと思います。
さて、あとのページでは、ストレートネックと首こりの関係における、私流の意見と改善策をお伝えしてまいります。
http://www.hiy21.com/ys/katakori/k004.html
ストレートネックが増えている!解決策はあるのか!
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