ストレートネックの改善

前のページでは、ごくごく単純化して、ストレートネックのためにおこる、首こりが他の症状の原因になっているとお話しました。
本来の状況はもう少し複雑で、首こり・肩こりがストレートネックの原因のひとつになったり悪化の引き金を引いています。
治る段階でも、そうしたコリが関係します。

私のところに見えるストレートネックの方でも、指圧をしていると頚椎の湾曲が出てくるのを手で感じることが多々あります。
よくお話しすることですが、背骨は筋肉があってかたちが維持できますし、動くことが出来ます。
筋肉が凝れば、かたちは乱れますし動きも悪くなるなります。
首の骨は、背骨の中でもとても重要な部分で、それを支える筋肉が凝り、またストレートネックにもなっています。
気がつた段階で、早めに対処するのが良いと思います。

ついでなので、自分で出来る対処法をお話しておきます。
パソコン、スマホなどをあつかうことに代表される、いわゆる「悪い姿勢」がストレートネックの原因だといわれています。
これについては、私も同感です。
しかし、中にはバレリーナや社交ダンスの方など、意識的に良い？というか、真っ直ぐな姿勢を意識するがあまりにストレートネックになってしまう方もいます。
、 よく運動をする方が多く、身体の柔軟性もあるので、首こりもなく辛い症状が出ない方も多いのですが、身体にそうした癖がついている方がいます。

これが大きな、ヒントなのですが人は常に意識すると意外に早く、身体に癖がつきます。
１週間、２週間という短期間ではないですが、１月も頑張れば癖はついてきます。
ですから、常に首の骨の自然な湾曲を意識していることが、ストレートネックの対処法の基本になると思いますし、肝になるとお思います。