快通元、腸安心は妊婦が飲んでも良いか（便秘解消Ｑ＆Ａ）

妊娠中なのですが、便秘がひどくなっています。
快通元、腸安心など自然のものということなので、妊婦が飲んでも大丈夫でしょうか。

妊娠中は、子宮に腸が圧迫されて便秘のリスクが高まりますが、胎児への影響を考えると、薬物を服用するわけにはいきません。
それで、お困りの方も多いのですが、結論を申しますと、妊娠中の快通元、腸安心の使用は、あまりお勧めしていません。

快通元、腸安心は自然原料ですし、抽出によって濃度を高める加工もしていません、なので基本的には、お年寄りでも、子供さんでも、妊婦さんでも服用できます。

私の考え方では、成人の大人には良いけど、子供やお年寄りには毒だとか、妊婦さんには毒だというのはおかしいと思います。
子供に毒なら、大人にも毒です。お年寄りに毒なら、壮年にも毒で、妊婦さんに毒ならそうでない人にとっても良くないはずで、ただ影響が出にくいというだけです。
身体によくはないけど影響が出にくいから、使っても良いというものは、なるべく使わないほうが良い、というのは、当然過ぎる理屈だと考えます。

しかし、妊娠中というのは特別な期間で、体調がとても微妙です、なので不特定多数の妊婦さんに、大丈夫ですよと呼びかけることをひかえ、お勧めしません、と申し上げています。
妊婦さんの便秘には、お勧めしませんがそれは、快通元、腸安心の素材に害のある成分が入っているというわけではなく、妊娠という特別微妙な期間を考慮してのことと理解してください。

妊婦さんの場合の答えと同様に、両方とも害があるわけではないのでお使いいただいてかまいません。
妊婦さんの便秘の場合と違い、お年寄りやお子さん(幼稚園児以上)は使用をお勧めします。

普段患者に抗がん剤を使用している医師に対する、あるアンケートで「自分がガンになったら抗がん剤を使いますか？」という質問に対し、７０人くらい中、１人だけが使うと答え、ほかの医師は全員、自分には使わないと答えました。
医師は風邪をひいても、あまり風邪薬は飲みません。
西洋医学の場合、患者さんにする治療と、自分自身や身内に対するやり方は違うのが普通です。

私は、とてもかわいく思っている甥っ子の母親から、その甥っ子が幼稚園の当時、便が出なくて困っていると、相談を受け食事がよくないことを告げると同時に「快通元」をわたしました。
私の父親が、介護が必要で寝たきりだったときにも、便が出ないと快通元を飲ませました。
私は、身内が便秘だと聞けば真っ先に、快通元、腸安心を推薦します。
便秘薬を飲んで悪化させる前にきちっと対処することを説明します、身内に対する方法論と患者さんに対するやり方は同じです。

しかし、お年寄りや子供さんの便秘の場合、腸安心よりも快通元のほうが良いです。
当然、お子さんは量を大人の半分くらいを目安に調整します。
飲み方としましては、コップなどに快通元を入れて、粒がひたるくらいの水をいれ、しばらく放置して快通元を溶かしてから飲ませてください。
粒のまま、飲み込めるようであればそれでも良いですし、噛んで食べてもかまいません。