ヨーグルトについて
長年の便秘なので頻繁に市販のヨーグルトを食べていますが、それではまったく出ません。
ホームページを見ると先生はあまり勧めていないようにも思えます。
実際ところヨーグルトは便秘に対してどうなのでしょうか?
便秘の解消にヨーグルトというのは、あまりにもポピュラーになりすぎている感があります。
その一方、ヨーグルトが、それほど特効薬的な働きをするというのではありません。
この辺のことを、要素を分解してお話しすると、便秘とそれにまつわる情報の関係が見えてくると思いますので、ヨーグルトの話と同時に便秘と情報という観点もふくめてお話します。
これは、何回もお話しますが、便秘の改善に良いものと、ただ便を出すものは、まったく違います。
そうした意味でヨーグルトは改善に役立つものだということは言えます。
乳酸菌発酵した発酵食品ですから「腸内の微生物状態を整え腸の働きを良くする」ということですが、実際的には、便秘には様々な要素があり、ほかにもマイナス要素を抱えている方も多くヨーグルトだけではなかなかうまく行かないケースが多いです。
もうひとつの要素として、乳業関係者の思惑があります。
牛乳の販売をしている業者からすると、牛乳の値段は安く利益をあげにくい状況が続いています。
何とか牛乳に付加価値をつけたいと考え、行き着いたのがヨーグルトです。
昔から、牛乳の販売促進団体はとても販促が上手で、栄養が豊富、カルシウムが豊富、と牛乳の良い面を強調して販売を促進してきました。
最近は、栄養豊富もカルシウム豊富もあまり人の心を捉えなくなり、注目の集まる「腸」に焦点があたったようです。
牛乳をそのままで販売するよりも、ヨーグルトにして販売するほうがどれほど高く売れるかは、スーパーで目にする通りです、そこでヨーグルトの利点をマスコミを使って、どんどん宣伝することになっています。
もうひとつの違った側面。
これは、現代社会の情報構造についてですが、ネットの情報などはネットを調べて内容を少しだけ変えて出しているものが多くその典型ですが、テレビや雑誌も表面的な取材で、世間的にそう言われているということをそのまま流用しています。
そのため、初めにAが良いということになると、みんながまねをして「Aが良い」、「Aが良い」ということになるので、似通った情報が半ばコピーされてボリュームを増し、一定のボリュームになると世間的には、みんなが言うから本当だろうと受け取る構造があるように見受けられます。
便秘にヨーグルトというのもそうしたことで、実効性と情報ボリュームのバランスが崩れているように思えます。
私の見解
牛乳が健康に良いというのも、販売促進団体が作り一般的に広められた、すり込みですが健康を研究する者の間では、すでに崩れたロジックです。
私的には、毛嫌いすることはないけれども、健康のために牛乳を飲むというのは、ありえないと思っています。
ヨーグルトは発酵している分、牛乳よりは良いのですが、やはり元をただせば牛乳なので便秘解消の場合でも、毛嫌いすることはないと思いますが、お勧めもできません。
乳酸菌発酵は良くて、牛乳はあまり感心しないとなれば、牛乳以外の材料で乳酸菌発酵をすればよいということです。
そこで一番お勧めしているのが、豆乳のヨーグルトです。
最近は、スーパーなどで売られてもいるようですが、自分でも簡単に作ることができます。
作り方は、 こちら、にあります。
http://www.hiy21.com/benpikaisyou/q&a/siken/
便秘の都市伝説!ヨーグルトはどこまで効くのか?
|