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便秘薬の悪循環

大腸は内容物(消化された食べたもの)が腸内に入ってくるとその刺激で収縮をおこし、内容物を先へ先へ送り出す運動、つまり蠕動運動(ぜんどう うんどう)と呼ばれる動きをします。
便秘の人はこの蠕動運動の反射が鈍くなっているため、腸の中に食べたものが入ってきても、その刺激で腸が働かなくなっているのです。

便秘薬は、内容物(消化された食べたもの)の刺激だけでは反応しなくなってしまった腸管を、便秘薬の強い刺激成分により刺激して無理やり排便させるものです。
しかし、刺激成分により強い刺激を受けたばあい、腸は正常な蠕動運動(ぜんどう うんどう)というよりは、痙攣にちかい状態となり、排便後しばらくお腹が渋った状態になりがちです。
また、たとえ自然のものであっても、センナなど刺激の強いものが入ったハーブティーなども、やはり便秘薬と同様です。
そうした強い刺激物で腸を刺激して排便をするということが、習慣化してくると、腸が便秘薬やハーブティーなどの強い刺激によって鈍くなり、その量をどんどん増やさなければ排便できなくなる傾向が強くなります。
これが、便秘薬の悪循環です。

便が出ないために、便秘薬を飲み。
便秘薬を飲むことにより、便秘が悪化していく。
便秘改善を目指すとき、一番問題になってくるのがこの便秘薬の悪循環です。

便秘薬は便秘を治す薬ではない

便秘薬を飲んでいる間は、何とか便は出るけど、便秘薬を止めると便が出なくなるというのでは、便秘を治しているとはいえません。
便秘薬は、排便を促しますが便秘を治す薬ではありません。「便秘薬はその強い刺激により、長い目で見ればむしろ腸の働きを悪くしてしまう副作用がある」ということは、是非知っておいてください。

「それは分かっているけど・・・」と実は、多くの方が言われます。
本当は便秘薬など飲みたくないけれど、便秘薬以外に対処する方法がないというのが多くの方にとっての現状です。
私も、便秘を考える時にこの便秘薬の問題が重要だと考えています。
解決のヒントは後のほうにありますが、できれば順番に読み進めてください。


今多い、下腹プックリ体型

便秘の女性、便秘気味の方に、いま下腹プックリ体型が増えています。
私は、20年以上腸のマッサージ【快腸コースといいます】をしていますが、受けた方が服を着替えているときに「あれ、お腹がへこんでる」「ズボンがゆるい」と言われるのをよく聞きます。
「痩せたみたい!」と喜ぶ方もいるのですが、残念ながら体重は変わっていません。腸の下垂していた人が腸のマッサージにより正常な位置に戻ったために、下腹がへこんだのです。

このように、働きの悪くなった腸の中には長時間便が残留するため腸が重くなり、腹筋の弱っている女性などの中には、腸をはじめ内臓が下がって下腹がプックリ出っ張る体型になります。

大変下手な絵で申し訳ないのですが、内臓の下垂により下腹が出ている状況を絵にしたものです。
左側が少しお腹が出ていますが、正常なお腹のつもりです。
右側は、腸をはじめ内臓が下垂して下腹がプックリ出ているイメージです。
この、下腹プックリの内臓下垂も当然ですが便秘の原因になります。


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