とにかく便を出したい焦りが症状を悪化させる
何回もお話しますが「とにかく便を出す」ではなく、「腸を健康にする」ですよ・・と、言っています。とにかく便を出そうという焦りがクスリの使用を促します。
お伝えしていますように、便秘薬は症状を悪化させますから、飲んだその時には便が出ますが、長い目で見れば状態は悪化します。
前のページでお伝えしました、原因を探っ治そうとしてもなかなか原因は特定できないとしておきながら、実は原因のハッキリしたものもあるという矛盾めいたことをお伝えしましたが、それがこのケースです。
もともとは「腸を健康にする」という方針で対処すれば良かったのですが、便を出すことをあせってクスリで悪化させてしまったケースです。
これは本来的な便秘の原因というより、悪化の要因といった方が良いのですが、そうしたものがハッキリ分っていれば勿論それを止めることが有効です。
便秘とい言うよりクスリの副作用
症状の悪化した方は「私の便秘は酷くって・・・」と言うのですが、私から診ると便秘というよりもクスリの副作用に悩む人にみえます。
クスリの副作用に悩んでいるのですから、解決の第一歩は、まずクスリを止めることから始まるというのは自明の理です。
クスリの刺激による排便が常習化している人にとって、クスリを止めるのは容易なことではないのですが、止めたい方は、左のリンクの『便秘薬の止め方』」をよく読んでご活用ください。
便秘とクスリの関係で言うと、他の病気や症状で服用しているクスリの副作用による方も、けっこういます。
医師により処方されたものであれば、そのことを医師に相談することから始まります。
また、ご自身の判断で何かクスリを飲んでいて、それを飲みはじめた時期と症状の悪化が重なるようでしたら、クスリの注意書き副作用などをよく読みなおしてみてください。
|
http://www.hiy21.com/hiy/p3/0010.html
便を出したい焦りが症状を悪化させるとわかっている方へ
|