直腸性便秘
人間は、便の塊が直腸に降りてくると「あっトイレに行きたい!」と身体に備わった感覚が伝えてきてトイレに行き排便するというメカニズムになっています。
このメカニズムが鈍くなってしまうのが、直腸性便秘といわれています。
浣腸、トイレを我慢するなど、排便の反射を乱すようなことが続く状況でおこりやすいといわれています。
私の観点からは、下記のような要因を重視します。
★ 体質的なもの
★ ストレス
★ ( 生活環境 )
☆ 腰・お腹のコリ
☆ 食事面
☆ 便秘薬の副作用
分かりやすいように、要因の中に「生活環境」を加えました。
トイレが汚い、音が気になるなど、トイレを我慢する状況なども生活環境に入ります。
案外、そんなことが便秘解消を困難にている方も多くいます。
私的に直腸性便秘は、「最後の排便がうまくいかない」といっていますが、通常、言われているものと、そんなに変わりなく理解しています。
ただ、必ずしも便が直腸に降りてきてからの問題だけではなく、大腸の最終段階から、直腸に降りて来ないというタイプも「最後の排便がうまくいかないタイプ」にふくめています。
便秘解消に関しては、生活環境改善、浣腸、サプリメントなどの見直しなどがあります。
コーヒーによる浣腸の常習化がこのタイプの要因になる方もいます。
また、多くの場合「腸の働きが悪いタイプ」の要素を同時に持っているので、解消にはその辺からのアプローチもします。
私的な要素の分類では、複合的におこっているという認識がありますが、一般的なものは痙攣性、弛緩性、直腸性ときっちり線を引いたように分類してしまうことです。
教科書に載せるときは好都合でしょうが、実際の患者さんには、そんな線引きは出来ません。
http://www.hiy21.com/hiy/p3/0050.html
直腸性便秘についての解釈だって、普通とは全然違う!
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